2020年クリスマスに『贈りたい絵本』大人へのおすすめも!
こんにちは。
子どもの通う小学校で読み聞かせをしている、3児の母です。
今回の絵本紹介は、『クリスマス』に子どもへ贈りたい絵本の紹介です。
絵本といってもたくさんあるので、どの本を選んであげたらいいのか迷いますよね。実際に子どもに贈った絵本や、読み聞かせで子どもたちの反応が良かった絵本、昔から人気の絵本を特集しましたので、読んだ感想と一緒に紹介させていただきますね。
私も子供の頃は、毎年サンタさんから「本」のプレゼントがありました。今でもクリスマスにもらったその絵本は、内容まで鮮明に覚えています。
だからお母さんは、本が大好きなんだね!いいチョイスをお願い!!
クリスマスに贈るからといって、必ずしもクリスマスにちなんだ本ではなくても良いと思います。たまには子どもが選ぶのではなくて、親目線で選んであげるのも子供からしたら、新たな発見があって良いかもしれません。
未就園児、園児、小学生別で紹介しますね!しばしお付き合いくださいませ♡
クリスマスに贈りたい絵本【0~2歳】
この絵本、指を入れて白いねずみさんを動かして遊べるんだよ!ねずみさんが増えたりして楽しいよ。
ページをめくっていくと、白いねずみが窓から顔を出してクリスマスの様子を見ています。親が指を入れて動かしてあげると、子どもはキャッキャ喜んで食いつきがとても良かったです。クリスマスの雰囲気も出ていて、楽しく遊べるしかけ絵本です。
クリスマスに贈りたい絵本【園児編】
五味太郎さんのベストセラー、しかけ絵本になっています。実はこの絵本、私が幼いころクリスマスにプレゼントしてもらい、その絵本が大切に保管されていたので、子どもたちに読み聞かせしている絵本です。親子二代で楽しんでいます。
ちょっとおっちょこちょいなサンタさんは、クリスマスの夜みんなの家へ、プレゼントを窓から届けますが・・・あれ??・・・
みんなに届くプレゼントはなんだか、ちょっとおかしい・・・
届いたプレゼントの使い方が分からず、それでも違ったかたちで、楽しく使っている動物たち。
しかけも次にページをめくるまで、ワクワクするような工夫がされている絵本なのでした。
ウクライナの民話です。絵も素敵で見入っちゃいました。
寒い冬がやってきて、雪が降り続いています。そこに片方の暖かそうな手袋が落ちています。最初に見つけたのは、ねずみ。手袋の中へもぐりこみ、「ここで くらすことにするわ」次にかえるがやってきて、ウサギやキツネもやってきて・・・「いれて」「いいよ」の繰り返しがどんどん続きます。
あれあれ!そんなに入って手袋の中は大丈夫かしら?
最初は余裕のあった手袋の中でしたが、住民が増えるにつれてなんだかきつくなってくるのですが・・・そこへあんな動物までもやってきました!!
ひゃ~!!ドキドキ!大丈夫かな~色んな意味で💦
そして最後は持ち主が現れて・・・あとは読んでみてからのお楽しみですね!
細かい絵が特徴です。ある日の家族の休日の出来事をとっても細かくて、見ごたえのある絵本です。
この時期になると子供たちが必ずと言ってもいいほど読みたがります。園児から読み聞かせをしていますが、小学生になっても絵の中の細かい人物を眺めたりバスが楽しい所で次々と停まるので、風景を観察しています。
家族でどこへ行くのでしょう。登場する子供たちがとても楽しそうで、ワクワク!行先はお父さんが秘密にしていて、ここだよ!と着いた所は・・・・♡
なんて素敵な場所でしょう。クリスマスが待ち遠しくなる絵本です。
乗り物の絵本ではありますが、男の子でも女の子でも楽しんでもらえました。
クリスマスに贈りたい絵本【小学生編】
この絵本は、大人でも楽しめるおすすめ絵本です。
絵本に文字は少ないですが、その分サンタの細かい動作の絵が描かれていて、不思議でシュールな、人間味が溢れるサンタさんのクリスマスです。
「やれやれ、またクリスマスか・・・」ちょっとめんどくさそうに、服を着て仕事に出かけるサンタさん。
寒さに愚痴を言い、煙突に文句を言いながら、子どもたちにプレゼントを届けます。
南の島に憧れるサンタ・・・仕事を終えるとお風呂に入り、ごちそうを食べ、ビールを一杯飲みながら 過ごします。皮肉屋だけど優しいサンタさん。人間味がありすぎて、すっかりこの絵本の虜になってしまいました。
ぼく、この絵本大好き。絵を見るだけで文字を読まなくても楽しいし、サンタさんが南の島を想像していたり、トナカイにエサをやったり。なんか好き。
レイモンド・ブリッグズの絵本には、サンタの夏休みバージョンもあります!このギャップの面白さが魅力。
サンタさんって、夏な何してるの?ってお子さんから質問があったことありませんか?
実はサンタさんは、夏の間はバカンスをしているのですよ。パリの街中を歩いて、プールサイドで寝そべってゆっくりと・・・サンタさんも海パン姿の時もあるんですね!(笑)普通の人間と何ら変わりはありません。人間味がまたまたあふれ出しているサンタさんなのでした。
相変わらずのシュールさがたまらないですね。
こちらの絵本も、もう何十年もベストセラーですよね。私も子供の頃クリスマスにもらって、記憶に残る絵本です。不思議をたどっていくストーリーが好きです。
ぐりとぐらが見つけた大きな足あと。
たどって行くと、あれ?ここはぼくたちのお家だ。
玄関には真っ赤なコート??!
ドキドキしながら続きが気になるクリスマスの絵本です。ストーリーも結末も、ぐりぐらワールドでした。
\2020年新刊絵本です!/
ムーミン一家にクリスマスがやってきました。
「ママおきて!なんかおそろしいものが やってくるんだって。クリスマスっていうらしいよ。」
ムーミントロールが慌ててママを起こしに行きます。それもそのはず、ムーミン一家は毎年冬はぐっすり冬眠しています。
しかし今年はおせっかいなヘムレンさんが屋敷に来て、みんなを起こします。
「クリスマスが来るっていうのに、みんな眠ってるなんて!」
ムーミン一家は外に出て、さらに驚きます。本当にクリスマスって怖いものだったのでしょうか。
話のおもしろさはもちろん、本当に絵がきれいで大人にもおすすめなクリスマス絵本です。
大人におすすめな絵本
\大人には北欧から、この1冊!!/
『トムテ』
とても深いな~と感じた絵本でした。子供にも読み聞かせをしましたが、とても落ち着いて聴いてくれました。少し難しいかなとも感じました。
個人的には大人におすすめで、トムテの子どもを見守る親のような、守り神のような心に癒されます。静かな冬の物語の絵本です。
北欧には、家を守って幸せをもたらすという小人の言い伝えがあります。ノルウェーやデンマークではその小人のことを「ニッセ」と呼び、スウェーデンでは「トムテ」と呼ぶそうです。
トムテを大事にすれば、トムテが家の夜番をしたり、仕事の手助けをしてくれるそう。クリスマスイヴにはトムテへお粥を器に入れて仕事場などに出しておくのだそうです。
トムテが子どもを守る気持ちや、命の始まりと終わりの不思議を絵本に込めています。
何度か繰り返し読むうちに、この絵本の深さとにじみ出るやさしさにとても癒されました。
最後に・・・
クリスマスに贈る絵本、とても子供の記憶に残ると思います。特別な日に届いたクリスマスの絵本は何年も繰り返し読んであげられたら幸せだなと思います。
私自身もクリスマスに贈られた絵本は、今でも大事に保管してあり、自分の子供へと受け継いでいます。絵本には時代遅れというものがないので、何年前の物であろうと良い物は良い!思い出に残る一冊に出会えますように。
読んでいただき、ありがとうございました♡