【思いやりの心を育てよう】ほっこりと心に残る絵本の紹介
子供と週一で図書館に通う、3児の母pojisoraです☆
今回の絵本紹介は、『おもいやり』が育つ絵本です。
友情や家族愛の本はたくさんありますが、特にずっと心に残った絵本の紹介をしたいと思います。
絵本を通してストーリーや、登場人物に共感したりすることって本当に素敵なことなので、とても大切にしたいなと思っています。
絵本を読んだ後に、子どもはそれぞれに感じるものはあると思いますが、感想はその場では聞かないようにしています。
子供が感じたことを侵害しないため。
大人もそうだけど、とっても感動した何かしらの作品を見た後に、
「どうだった?感想は?」とすぐに求められたら・・・
私だったらなんか嫌だと思ってしまうと思います。せめて、「もう少し間を置いてからにして~浸ってるの!」って。
話は逸れましたが、何か感じることがある絵本だと思った作品の紹介をしていこうと思います(^^♪
本当におすすめしたい絵本のみピックアップしたのでピンポイントの数冊に絞って紹介させていただきます。
幼児向け
①どうぞのいす
娘がまだ3歳の頃、とても大好きだった絵本です。私は今でも大好きな思い出の絵本。
うさぎさんがイスをつくりました。
うさぎさんがしっぽの付いた小さい可愛いイス。
「さて、このいす、どこへおこうかな。」ちょっと考えると、
たちまちいい考えがうかびました。
そんな素敵なイスにどうぶつたちが次々とやってきて・・・
イスの上にはどんぐり→はちみつ→パン・・・
「空っぽにしてしまっては、あとのひとに おきのどく。」
人のことを思う気持ちがとてもかわいいです。
幼稚園・保育園の劇にもよく使われるおはなしです。息子が幼稚園の劇で、うさぎ役を演じてとても可愛かった思い出があります。
そして、イラストに癒され、動物たちの優しさに癒されます!
②しんせつなともだち
この絵本も、どうぞのいすに少し似ていて、友達のことを思う絵本です。
「おすそわけ」が好きな動物たち。
「ゆきがこんなにふって、とてもさむい。
友達は食べるものがなくて困っているだろう。」
その「おすそわけ」が次から次へと友達へ伝染していって・・・
ラストはほっこり。うさぎさんは友達の親切にすぐに気づくのでした。
これってまさに、人に親切にすると、自分に返ってくるってこのことなのでしょう。
こんな助け合いができる友達がいたら、いいな。
と思う心温まる絵本でした。
北欧風なおしゃれなイラストにも注目♡♡色使いが素敵です。
③こんとあき
初めて読んだ時から、とても心に残りました。
きつねのぬいぐるみ「こん」と持ち主の女の子「あき」のお互いを思いやるストーリー。
遠く離れた町に住むおばあちゃんからの守り役のこん。
あきちゃんを守ろうと、自分がどんなに辛くてもあきを懸命に守ろうとします。
そんなこんの姿に心を打たれます。
途中でハプニングもあり、こんは犬にくわえられ、腕がもげてしまいます。
あきちゃんが今度はこんを助けるために頑張ります。
始めてのおつかいみたいで、あきちゃんがかわいい。
そんなあきちゃんをこんは、放っておけません。
ふたりで乗り越えてやっとおばあちゃんのおうちまでたどり着くことができるのです。
こんとあきの思いやりがずっと心に残って温まる絵本でした。
一度は読んで欲しいおすすめ絵本です。
小学生向け
①ともだち
ほのぼのしたイラストに、そうそう、と共感したり、
相手の気持ちを考えるきっかけになる絵本です。
少々子供には退屈かな?と思って読み聞かせをしてみたら、意外と入り込んで聞き入っていました。
ともだちって、「かぜがうつってもへいきだ っていってくれるひと」
ともだちって、「みんながいっちゃったあとも まっててくれるひと」
私自身も、小学生時代を思い出して懐かしくなりました。あの時の友達の優しさが蘇ってきました。
障害がある子も、ない子もどうしたら、お互いの気持ちを考えることができるのか。
貧しい国の子どもに自分だったら何ができるのだろう。
「こういう国もあるの?」と、子供なりにじっと考えていたようです。
自分以外に目を向け、日本以外にも目を向けるきっかけになる、
何度も読み返したくなる絵本でした。
②おおきな木
少年とりんごの木の親子のような感動ストーリーです。
少年はりんごの木が大好きでした。毎日一緒に遊んで、戯れ、りんごを食べ。
りんごの木も少年を大切に思い、いつも少年を包み込むような優しさを少年に与えました。
時が経つにつれ、少年は大人へと変わっていきます。
少年とりんごの木はしばらく会えない日もあり、少年は生きるために、
りんごの木からりんごを売ってお金にし、家を作るためにりんごの木を伐採し・・・
最後にまでりんごの木は自分を捧げ、少年に愛情を注ぐのです。
どんなに自分の姿がなくなっていっても、少年が幸せになることが
りんごの木にとっても一番の幸せなのでした。
ここまで相手を思いやれる愛情がとてもジーンときます。
自分を捧げることで誰かを幸せにできる幸福感は、確かに存在するのだと思います。
子育て中のママさんにもぜひ読んで欲しい絵本です!りんごの木のような愛情は、
子育てに似ている共感がありました。
作者:シェル・シルヴァスタインのロングセラー作品
訳:村上春樹
③ごめんねともだち
ご存じの方も多いと思います!『おれたち、ともだち』シリーズです。
このシリーズ、とても面白くて、子どもたちと読破しました。
キツネの独特な可愛い衣装が好き。
おおかみとキツネは大の仲良し。今日も、二人で仲良く遊んでいたのですが、
ささいなことで喧嘩になってしまいます。
お互いに意地を張って、キツネは雨の中怒って帰ってしまいました・・・
毎日遊ぶ大親友な二人、本当は謝りたい。ごめんね、って素直に言えたら
なんて楽だろう。「また、あそぼう。」って言いたくて。
お互いがとても大事な存在だったことを思い知り、切ない気持ちの二人がなんとも、
もどかしいのです。
二人の仲直りは、意外な方法で解決したのでした。
男の子によくある、意地の張り合い。ごめんね。って言いたくて相手を前にすると
素直に言えなくて・・・大切な友達の、お互いを思いやる二人の気持ちに注目です。
まとめ
絵本を通じて、子どもの感情や気持ちを、考えることのできる絵本は、
言葉で表現しても、なかなか難しいですよね。
体験を通して学んでいくものだと思います。絵本の登場人物の気持ちになって考えることは、とても効率的でした。
絵本を通して優しい気持ちを感じてくれるといいなと思っています。
読んでいただき、ありがとうございました。