思わず笑っちゃう、おもしろい絵本6選!笑える読み聞かせで本好きのきっかけに
先日子どもの通う小学校で読み聞かせをしてきました。
コロナの影響がありとても久しぶりの読み聞かせだったので、楽しみにしてくれていました。長男は3年生で親が読み聞かせに来ることが恥ずかしくなってきてしまい、寂しいですが、なんだかんだ楽しんでくれていました。
コロナで自粛も多く、梅雨の季節で思うようにしたいことができない状況の子どもたちに、思い切り笑って欲しかったので、絵本のテーマを『笑い』にしてみました。
子どもたちの反応はどうだったでしょうか。
今回は時間の関係で2冊を三年生に読み聞かせました。反応と一緒にご紹介させていただきます。
子どもが笑う絵本
読み聞かせで子どもが笑ってくれたり、本に反応を示すことが、とても楽しくて、純粋な反応がとても微笑ましいです。
『こどもを笑わせる』ことは脳にとても良いことなのです。笑わせて過ごすことで脳活性化し、知能が上がるそうです。本で笑わせるって結構ハードル高い!というイメージがあるかもしれませんが、絵本のチョイスでとっても楽しい、おかしい、おもしろいを体験できる絵本がたくさんあります。
実際に子どもに読んでみて、反応の良かった絵本はこちらの絵本をご紹介させていただきます。
①でっこりぼっこり
「きょだいじんがマラソンをはじめました。」から始まるストーリー。
「おっ?!なんだ?!」「そうきたか?!」と大人がひたすら驚いている脇で、子どもが「えー!!」「あははは~」と爆笑!!
最終的には元通り?意味不明さが子どもに大うけでした。巨人のマラソンは果たしてどうなってしまうのでしょうか。
足だけしか見せなかった巨人のラストの展開と、最後にして初めて登場する巨人の正体にも注目です。じわじわと癖になる絵本です。
シリーズ
作家:高畠 那生
- カエルのおでかけ
- バナナじけん
- たとえば、せかいがゴロゴロだったら
- まってるまってる
- チーター大セール
- だるまだ!
ユーモア溢れるへんてこりんなキャラクターが、とても魅力的です。ぜひ子どもと読破したい!
お次も同じ作家さんの絵本です。
② カッパのあいさつ
最初から笑えます!カッパの大胆なあいさつから始まります。後ろ向きのカッパのあいさつをするミドッパとアカッパは勢い余って、お互いの頭の皿をぶつけて壊してしまうのです。
「とりあえずかわりを乗せなくちゃ」とお皿を探す二人に、親切なお姉さんがのせてくれたのは??!「これって変なの」と文句を言いながらも、次々と頭のお皿?が変化していくストーリーです。
次々とお皿が変わっていき、「そんな物まで頭にのせるのかー!!」と子どもたちからのツッコミ!
行く先々でお皿を心配してくれる親切心から変な物をおすすめされ、次々と起こる悲劇が爆笑の渦でした。次々とテンポの良いボケとダジャレも混ざり、ユーモア溢れる絵本です。
「カッパの皿変すぎ~」「カッパのあいさつってこんなんだったの?!」と子どもたちが、読んだ感想を口にしていました。
この二人の名コンビの、続編を望みます。(笑)
③なぞかけどうじょう
この絵本、良く絵を見れば見るほどおもしろいです。細かい絵の部分までとても楽しく描かれていて、そのお笑いを発見するのも楽しかったです。
とにかく、なぞかけがたくさん出てきます。最初になぞかけについての説明を師範がしてくれるので、なぞかけを知らない子でもストーリーに入り込みやすいのです。
ちょっとした細かい絵が「クスっ」と笑えるのです。
『なぞかけ』に関しても、ダジャレみたいな言葉遊びに子供たちへの受け入れも好評でした。一緒に「そのこころはー!!」と読んでくれたりして、読み手側としても楽しく読ませていただきました。おもしろくて、勉強にもなる絵本です。
シリーズ
作者:中川 ひろたか
- おおきくなるっていうことは
- ないた
- みんなともだち
- さつまのおいも
- おこる
- あくび
- だじゃれどうぶつえん
お笑い系の内容の作品もあれば、少しまじめな内容の心に残る作品もあり、上2つの絵本は教科書に載せたいくらいためになる内容の絵本です。
「おおきくなるっていうことは小さいひとにやさしくなれるってこと。」なんだか、読んでいて心が温まります。
④へんしんマラソン
走っていると、なぜか変身しちゃう変なマラソン大会。
長女が大ハマりした絵本です。寝る前の読み聞かせで何度も持ってきて、一緒に読んで笑った絵本です。
なおとくんが「なおとなおと・・・」と言いながら走るとなぜか、おとなになっちゃいました!
1年生への読み聞かせでも、こどもたちもそんなマラソンに「えー!!」と反応しながら笑ってくれました。低学年の読み聞かせにちょうど良いです。
シリーズ
作者:あきやま ただし
へんしんシリーズ、実はたくさんあるのです。
全部読み尽くしたい!!いつの間にか違う言葉になってしまう絵本たち。
全シリーズ、へんてこなへんしんに注目です。
⑤かえるをのんだととさん
ある日カエルを飲んでしまったととさんは、カエルが腹で動くので、気持ち悪くてしょうがない。おしょうさんに相談すると・・・蛇を飲めばカエルを食べてくれると教えられます。蛇を飲むととさん。そうするとまた腹が・・・
おしょうさんは次から次へと飲み込む生き物を教えてくれます。その通りにするととさんですが、スパイラルにハマっていくのです。最終的にはあんな恐ろしい生き物まで飲み込むのです~!!毎度かかさんに相談しますが、かかさんの冷静さがとても良いです。
子どもの反応は、最初は大笑いですが、そのうちにととさんを心配し始め・・・
子どもは大笑い!ばっちり心をつかんでいました。そして、最後の展開が大胆でビックリな絵本です。ラストは真剣に見入ってしまう子どもたちでした。低学年~高学年まで幅広い年齢で楽しめる内容です。
シリーズ
作者:日野 一成
- ぶすのつぼ
- ずいとんさん
- ががが
日本の昔話の作品を主とした作家さんです。
⑥とてもおおきなサンマのひらき
この絵本、個人的にとてもツボです。表紙からは想像できない笑いが詰まっています。
主人公のまたやさんは、買い物好き。市場に巨大なサンマの開きが売られていたので、「ええなぁ、これ。」と購入。家で焼いて食べようとすると、突然魚が暴れだして逃走。
子どもも大笑い!!!!
次はどうなるの~とワクワクな子どもたちの期待を裏切りません。
次は巨大スルメを見つけたまたやさん。
シュールすぎてツボでした。またやさんは諦めないし、スケールの大きい男なのでした。一度は読んで欲しい絵本です。
シリーズ
作家:岡田 よしたか
- ハブラシくん
- さくらもちのさくらこさん
- ちくわのわーさん
- うどんのうーやん
- こんぶのぶーさん
どの絵本も本当に面白くて、子どもたちは大好きなシリーズですね!このシュールさにハマってしまうこと間違いなしです。
最後に・・・
今回は6冊に絞ってご紹介させていただきました。実際に低学年中心に読み聞かせをした絵本です。子どもたちにウケるかな。と選んでいった本が意外にもウケなかったり、この絵本でそんなに笑う!??ってこともありました。子どもが感じる面白さと大人が感じる面白さって違うんだな~と感じます。
絵や読み方によって感じ方があるのかもしれないですが、だから絵本は面白い!これからも色々な絵本を発掘していこうと思います。