読み聞かせで子供の心の脳に刺激を!読書好きにさせる工夫とは
こんにちは。
3人の育児奮闘中のpojisoraです。子供の通う小学校で読み聞かせをしております。
我が家は小学生2人・未満児1人のバラバラの年齢と性別も違うのでそれぞれの好みでの絵本選びに苦戦している日々です。
読み聞かせが苦手だった私が現在ではまんまと絵本の魅力にハマってしまい、現在では子供たちと週1で色々な図書館を散策する図書館好きです。図書館は私にとって落ち着く場所なので本当は一人でのーんびりと行きたいところなんですが・・・
読み聞かせの時間は学校でも推奨しており、子供たちも勉強が始まる前の読み聞かせ時間をとても楽しみにしてくれています。
読み聞かせのポイントや読書好きになる工夫を実践したのでご紹介します。
読み聞かせはいつから始めるべき?
何歳から始めるのがベストなのか?基本的にはいつからがいいのかという時期は決まりはないですが、絵本を見せて反応し出すのは生後半年を過ぎたくらいかなと思います。読み聞かせは胎教育児として実践されている方もいて、早ければ早い方が良いそうです。
私も胎教から始め、その後は忙しさと反応のなさにまだ早いのかな〜と思いながらもほんの少しでも寝る前などに読み聞かせしました。
お座りができて手が動かせるようになると、こっちがいくら頑張って読んでも本のページをどんどんまくってしまったり、放り投げたり…まぁ我が子たちはやりたい放題でしたね。
うーん、読み甲斐ゼロ・・・
なんだかうまく読めないと感じる時期もありますが、安心してください!
1歳半頃には絵本の内容も少しずつ理解して反応し出したりするので、読み手側も楽しくなってきますよ。
読み聞かせしてあげないと!と構えずに、じっと聞いてくれるようになるまでは、気軽に本に親しむくらいの感覚で、触れさせてあげればいいのかな。と思います。
読み聞かせの効果は脳に良い?
子供とのコミニュケーションにぜひ一日の生活の中に、毎日の習慣として読み聞かせを入れてあげて欲しいなと思います。
脳科学的には読み聞かせは、うれしい、悲しい、怒る、おもしろい、悲しいなど人間の大事な部分「心の脳」に直接触れることができることがわかっているそうです。
絵本を読んであげる際に、読み手側が自然と驚いたり、笑ったり、悲しい声色で変化を出したりすると、子供側も共感して心が反応してくれます。これが読み聞かせで大切な部分で、「心の脳」が発達していくのだそうです。
また、この部分がしっかりとしている子は行動も発達し、自分が「楽しい」「うれしい」と感じると、もっとやりたい!と行動力につながり、「悲しい」「怖い」と感じると行動のストップを自分で判断できるようになります。
絵本の読み聞かせは子供の脳や体の栄養となるのですね!
読み聞かせが苦手な場合はどうすれば良い?
1.読み方はこだわらずに好きなように
読み聞かせはあまり得意ではないから感情を出して読めない。という方でも大丈夫です。
ただ、淡々と読むこともとても大切で、小学生くらいになるとその方がストーリーに入り込みやすいです。読み手側の余計な情報がない方が読み聞かせでは集中してくれています。
小学校の読み聞かせの講習では「あまり感情を入れずに、聞き手が想像しやすいように。ただ平穏に。」と教わり、読み手側のハードルが下がりました。
忙しい時はついまた後でね~と言いたいところですが、言われた時がチャンス!
どんな読み方でも、家事の合間で忙しくてサーっと少し文章を飛ばしてしまったとしても、それでも良いと思います。
2.ママだけで頑張らなくてOK
意外と私の周りのママさんの中でも一応は読んでいるけど、苦手。という方結構多いです。ママだけで頑張らなくて良い!と思います。
パパが読んでくれても良いし、兄弟が読んでいるのを聞いていても良いし、おばあちゃん、おじいちゃんなど、家族を巻き込んで絵本に少しずつ触れてみるのも良いのかなと思います。
そして、私がとてもありがたいと思ったのが、図書館の司書さんに読み聞かせをお願いすることができるのです。
ママが本を選んでいる間、プロに読んでもらえるとのこと!このサービスを使わない手はないです。子供も家族とはまた違った読み聞かせにワクワクしたり、心の脳への良い刺激になります。
3.図書館の「おはなしの会」を利用してみる
自分でも読み聞かせや、絵本育児が楽しいと思うようになったのは、いつも通っている図書館での「お話し会」。
司書さんによる読み聞かせに連れていくようになってからでした。
自分がいつも読んでいるばかりで、そういえば自分自身が聞く側の体験をしたことがなかったと気づき参加しましたが、ママも子供を膝に抱っこしながら、リラックスでき、とても楽しく参加できました。
読んでもらって良いと感じた本を借りて帰り、子供たちに読んで聞かせたりしてすっかり常連さんです。
お話し会では子供たちが飽きないように、普通の絵本から大型絵本やパネルシアターでの演出もあり、気軽に参加できる素敵な会なのです。子供との絵本の読み聞かせの魅力に気づかせて頂きました。また、司書さんには声をかけてもらったり絵本選びの相談にも乗ってくださり、司書さんには感謝です。
図書館では年齢別に「おはなしの会」を決まった週に開催しています。小さい子向け、小学生向け、大人向けまで!
気になったのは私の地元の図書館では定期的に外国の方を招いて英語の読み聞かせがあり毎回人気の会なのです。
こういった機会を利用して、ぜひ小さいうちから英語に触れる機会を作ってあげたいと思っています。図書館には色々なサービスがあるのですね!
参加の年齢によっては、歩き回ってしまって集中できなくても、ちゃんと耳で聞いていて脳は刺激されています。その時に子供が興味を示さなかったとしても経験として、なんでも試してみる事が大事なんですね!
子供を読書好きにするための工夫
1.部屋のレイアウトを変える
実践してみて一番効果があったのは、「本棚の場所を変えること」でした。
我が家は勉強机をリビングにしていますが、以前は勉強机の横へ配置していました。その場合、勉強で使う教科書などと同じような部類になってしまい。あまり積極的に手に取ってはいないという印象でした。
そこで本棚を新しくしたタイミングでたまたまスペースが確保できた「テレビの下」へ配置変更してみたところ、すぐに手に取り、「そういえば図書館からこの本借りてきていたんだったー!」と楽しそうに読み始めていました。
本棚の前にラグを敷いて、居心地の良いスペースの確保も大事です。たとえ寝転んででも自分から本を手に取って読んでいてくれれば習慣が付きます。この配置にしてから、起床後すぐに本を手に取り読書。帰宅後もすぐ本に棚へ向かい1日に何冊も読書をする3兄妹です。
結果、大好きなテレビの下は一番目につく場所だったようです。
2.我が家の絵本最新トレンドがぱっと見わかる本棚
ぱっと見で3人それぞれに、手に取って読んでほしい絵本を日によって変えています。
私の読みたい雑誌もちゃっかり忘れないように混ぜています(笑)
しかも子供が目につくように100均アイテムで装飾し、こっち見て~!と本棚がアピールしています。
2歳の末っ子も本棚の前に座っている時間が増えました。
3.シリーズものにハマらせる
我が家の小学3年生の息子は現在「ブラックジャック」に大ハマりし、起床と共に読み始め、休校中の勉強の時間以外は読んでいる有様です。
以前は「ドラえもん」の映画版の単行本を読んだり、「かいけつゾロリ」や「おしりたんてい」「日本の歴史シリーズ」など全巻読破しています。
漫画はどうなのかな・・・とは思いましたが、以前日本の歴史漫画にハマり、戦国武将に詳しくなり歴史の知識も付きましたので、小説のような文字だけの本にこだわらなくてもOKとしています。
絵本が中心だった保育園時代にもシリーズにはまり、「バムとケロ」「すすめ!○○のきゅうじょたい」「どろぼうがっこう」「チリとチリリ」「ももんちゃん」
ハマっていった絵本も数知れません。
やっぱり好きな本は集中して聞いたり読んだりしてくれ、自分の好きなシリーズがあるということがワクワク感でいっぱいだったようです。何度も繰り返し読むうちに、段々と自分で読むという習慣付けになっていったと思います。
家族で大好きなシリーズたちはずっと我が家での思い出として残っていくと思いますので、シリーズはとてもおすすめです!
年齢別おすすめ絵本、シリーズ本などは、また別の記事で改めて書こうと思っていますので、ぜひまた読んでいただけたら嬉しいです。
少しだけ、いくつかご紹介します。
おすすめシリーズ絵本
ももんちゃん
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子供に親しみがあり、乳幼児からこの絵本にお世話になりました。
初めて娘が声に出して読んだ本がこちらです。ももんちゃんの「あ~ん」をしてあげるやさしい気持ちと自分の分もわけてあげるけどももんちゃんも食べたい気持ちがとてもかわいいです。
バムとケロ
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本当におもしろいです。細かい絵の中に色々なストーリーが隠れているので、子供と一緒に、いつも登場する主人公以外の小さいお友達を探してみてください。ケロのおもしろおかしい行動をバムが見守っている感じがたまらなく好きです。
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コロナの影響で楽しみにしていた映画公開が延期になってしまったので、小説版で読ませました。高学年対象になっていましたが、低学年でも時間をかけて読むことができ、読んだ後の達成感もあったようです。映画公開が楽しみです。
まとめ
子供たちとくっついて絵本を読んであげる時間、とても愛おしく大切な時間ですよね。こうやって一緒に読み聞かせができるのは小学生低学年までかな。と思います。もちろんそれ以降も読み聞かせはとても大事だと思うので、おすすめしますが、我が家の場合、だんだんと「自分で読むからいいよ。」と大人になっていってしまって、少し寂しいです。
幼児期にたくさん本と触れ合ったことで、徐々に読書好きになってくれてとても嬉しく思いますので、読み聞かせで本と触れ合うことの日課は続けていきたいと思っています。